2007年11月22日

◆すべて商売は売りて喜び、買いて喜ぶようにすべし。

すべて商売は売りて喜び、買いて喜ぶようにすべし。
売りて喜び買いて喜ばざるは道にあらず。  
                             二宮尊徳


僕が社会人になりたての頃に営業研修で学んだフレーズです。
商売で、例えば、何かを販売するとき、買う側も売る側も喜べるようにするのが極意だという事なのですが、最近はこのフレーズの重要性をよく思い出します。

例えば、日本のあちこちで頻発している偽装事件。あれは売る方は嬉しくても、買う方は嬉しくないケースです。

また、それとは逆のケースもあります。
以前勤めていた会社の営業部の幹部の人は、二言目には「お客様のために」と言っていました。
僕は、いつもそれに違和感を感じていて、”そんなにお客様のためにと言うのだったら、全部無料にすればいいのに”とよく思ったものです。

ただ、実際には、お客さんに満足していただくのは非常に重要です。しかし同時に販売する方も満足しないといけないのです。
販売する方の満足とは、適正な利潤やお客さんが喜んでくれた時の満足感だったり等だと思います。

”すべて商売は売りて喜び、買いて喜ぶようにすべし”

シンプルですが非常に深い言葉です。


Posted by 大曽根賢治 at 21:36│Comments(0)
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